今まで何度も私のブログや日本の雑誌に登場いただいているアン・リンガードさんですが、お家を訪ねる度に、発見や感激があります。
彼女の許しを得て年齢を言えば、80歳! 信じられないくらい元気ですよねえ。
ある女性誌のために去年5月に彼女にインタビューをしたことがあります。
編集の意向として、老いてからの一人暮らしに対して「不安だ」という言葉をどうしても聞き出したかったようですが、何度質問しても、「若いときから、充分に準備をしてきました。何も心配していません」という言葉しか、彼女からは戻ってこないのです。
最後には、イギリスでは体が動くうちは一人で住むのが普通よ、何でそんなことを聞くの?と、切り替えされてしまいました。
ポジティブシンキング(前向きな考え方)が、彼女の信条だそう。
私は彼女の働きやすいキッチンが好きです。
お料理がとても上手で、本棚にはイギリスで有名な若い男性料理研究家・ジェイミーオリバーのクックブックが何冊か並んでいました。
「ジェイミーがすきなのね~」と聞いたら、恥ずかしそうに小さな声で何か言い訳をしていました。可笑しい!



一週間に一回、長い付き合いのガーデナーと一緒に、センスの良い庭と畑の手入れをしています。
「今、一番お金も時間も使っている」というお庭は、春に向かって、たくさんの球根がすでに植えられて、もう芽が出始めていました。
リビングから眺めた気持ちの良いお庭の景色。
私や鎌倉のハウスオブポタリーの荻野さんなどとは長い付き合いで、今でも頻繁に連絡を取り合っています。
そのためにはコンピューターが必需品。アンティークの机をPC用に。
時々私が講師を務めるインテリアセミナーの参加者に聞くと、アンティークとPCの雰囲気が合わないと思い込んで、画面を適当な布で覆っている人が多いのですが、そんなことありません。
是非この写真を参考にして、布を思い切ってはずしてしまいましょうよ。
部屋がすっきりすると思います。
彼女の寝室です。
いつ来てもきちんと片付いていて、アンティークの人形やべアが必ず枕元に。
80歳の女性の寝室だと思うと、なんだか感激してしまいます。
私が現役のとき、いつも彼女を目標にしていました。
そして、ほぼ同時期に彼女もリタイヤをしましたが、今でも私の前を歩いてくれている、
尊敬すべき女性です。
Depot-39 天沼寿子
イギリスで私が好きなところの一つがピーターシャムナーサリー。
もともと植物の苗屋さんだったオーナーがドーム型の温室を、数年前におしゃれな雑貨ショップとレストランに変えた場所です。
もちろん、本業の植物もたくさん売っています。
床は温室の名残で今でも土のまま。この発想がすごいですよね。
一週間前に予約を入れてもらったのに満席だそうで、残念ながら今回は、レストランではなく、カフェでランチを。でも、カフェスペースが、最初のころより3倍くらいに増えていて、カフェメニューもすばらしく充実していました。
ボリュームもあり、味もしっかりしていて、納得のランチでした。
毎回、尋ねるたびに、盛況になっているのを肌で感じました。
外国に行ったとき、私はもちろん新しい店も見るのですが、初めて尋ねたときに自分の感性に引っかかった店は、最初は小さくても、定点観測と称して毎回見続けるようにしています。
尋ねるたびに、其の店が大きくそして素敵に変化していれば、それは私の視点があっていたことになります。
「What is coming next?」と、新しい店を探すのも大切ですが、この定点観測方式も、ビジネスをやってゆく上で、とても大切なことだと思っています。
このピ-ターシャムナーサリーは、そんな店の一つです。





Depot-39 天沼寿子
約10ヶ月ぶりにアンリンガードさんのお宅へ。
こちらでもビデオを撮らせていただくためです。
いつもきれいに、そしてチャーミングなインテリアに整えられています。
とても参考になるのは、家の大きさがほぼ日本と変わらず、今までのお仕事柄、結構なものが飾られていて、加えてパソコン、TVなどの電気製品も、アンティークの家具の中に組み込まれているのですが、少しも違和感が無いことです。
今まで、写真で彼女のインテリアを何度も紹介してきましたが、今回はビデオなので、説得力があると思います。
「塩入れ」
この塩入れは知っていましたが、実際に使っているのを目にしたのは、私も初めて。
キッチンの中央にあって、昔塩が調味料の中心だったころの形です。
「スパイスいれ」
これはスパイスが貴重だったころ、裕福な人が旅に出るときに、料理をする召使いに持たせていたスパイス入れです。鍵がかかるようになっていて、中央はナツメッグを削るグレーター(おろしがね)がおさまるようになっています。
これも使っているのを、実際に見たのは初めてです。
「ウエルカムフルーツ」
リビングの一角に、たくさんのフルーツが盛られています。
高低をつけるための中央の台は、小さなスツールです。
飾り方が見事です。
「コーナーカップボード」
おじいさんから贈られた家具。飴色のつやが美しいオールドパインです。
「レターラック」
鉄製の古い手紙たてに、日々使う雑雑なものを入れています。
1700年代のものだそう。
「ゲストルーム」
ここに泊まればと、いつも言われるのですが、私はまだ泊まったことがありません。
でも、常にきれいにベッドメークされています。
「お茶を入れてくれて」
到着するとまず、お茶はいかが?
以前は紅茶かコーヒー?と聞かれたのですが、最近の2回は紅茶それともグリーンティ?と聞かれます。
これはエクセターのFagin's Antiques でも同じように聞かれたので、イギリスでもグリーンティ(日本茶)が、一般的になったのかもしれません。
「高見さん」
今回ビデオの撮影を担当してくれた高見さん。
イギリスに来て約2年だそうです。
どんな風に取れているか楽しみ。
Depot-39 天沼寿子
毎度のことですが、最近のイギリスの食べ物は、本当に美味しい!
昔のことを思い出すと、信じられないくらいの進歩だと思います。
今回の旅でも、私は良く食べています。
同行の石井さんが驚くくらいの食欲で、夕方になると、どこでナニを食べようかと、まるで食事に命を懸けている「グルマン」のようです。
イギリスにきたら一度は食べるフィッシュアンドチップス。
レストランの物は油が良いせいか、くどくなくて、レモンをたくさん絞ると本当に美味しい。
パディントン駅で電車に乗る前に買ったレーズンアンドシナモンロール。紅茶との相性が抜群でした。
私がイギリスの朝食で一番美味しいと思っているキッパーです。
日本のほっけに見えますが(普通は骨や頭はついていない)、れっきとしたイギリス料理です。
ビネガーをたっぷりかけていただきます。 お醤油をかければ、白いご飯とも合います。
これがイギリスに来る楽しみの一つです。
リークとジャガイモのスープ。胃にやさしく染み渡ります。
エクセターのカントリーサイドにある「ファイブベル」というところで食べた、ハーブ野菜を織り込んだクレープです。
通りすがりのお客様がまったくない、地元の人たちだけを相手に長くやっているレストランです。
買い付けを始めた30年くらい前から、ずっと通っていますが、味や盛り付けは、どんどん進化しています。だから廃れずに、今も続いているのですね。
同行の石井さんがオーダーしたラザニア。量も味も満点だったそうです。
私のためにいつもアンリンガードさんが作ってくれるきゅうりとハムのサンドイッチと、野菜のポタージュです。
この組み合わせはありえない!と、いつも言われてしまうのですが、必ず作っておいてくれます。
ポタージュの野菜は自分の畑で取れたにんじんとポテトを使っています。おいしかったですよ~。
彼女は、きゅうりとピーナッツバターの組み合わせのサンドイッチが美味しいといっていました。私はこちらの組み合わせの方がありえないと思うのですが、いったいどんな味なのでしょうか?
日本に帰ったら試してみましょう。


これがイギリスのフルイングリッシュブレークファストです。
写真中央の黒いものが、私の苦手なブラックプディング。
血の味がして、どうしても食べられません。
注文するときは、それをはずしてもらいます。
グレードの高いホテルの朝ごはんで注文したフレンチトースト。
蜂蜜の味が柔らかで、久しぶりに美味しいフレンチトーストを食べました。
山盛りのムール貝。
これで一人前ですが、多分40個以上はあったと思いますが、値段はわずかに10ポンド。日本で食べたらいくらくらいになるのでしょう。
海が近いライの街の名物です。
魚料理が美味しい「フィッシュカフェ」のシェフたち。
イギリスのシェフの多くはストライプのエプロンをかけています。
カッコいい。
そのフィッシュカフェで記念撮影。
岡山の小久保さん、石井さん、アンリンガードさん。
アンさんは80歳ですが、おおきなフィレ肉と、レバーのパテ、そしてデザートまでをしっかりと食べていました。ずっと若い小久保さんや石井さんより、はるかに立派な食欲でした。
だから元気なのですね。
そして最後は私の食べっぷりです。
5時間置きに服用している薬がとてもよく聞いているせいか、元気に旅をしています。
でも明日は休息日にしました。
同行者たちはそれぞれ出かけるようですが、私はフラットでのんびりするつもりです。
こういうときって、ホテルだとなんだかもったいないという気がしてしまうのですが、フラットだと自分の家のような感覚で、落ち着けますね。
Depot-39 天沼寿子
2日間、イギリスの南西部・Exeter のFagin's Antiquesに行ってきました。
20年間オールドパインの家具と、建築資材の多くを買ってきた店です。
今回の訪問の目的は二つ。
まず一つは、連載が始まったアンティーク物語の最終回に書く予定をしている古い建築資材のことで、どうしてももう少し詳しく調べたいことがあったのです。
そしてもう一つの目的は、ビデオの撮影。
まだ詳しいことは決まっていないのですが、自分の体調を考えると、これから先また英国に来ることは少し難しいかも知れず、思い切って今回は自費でフィルムの撮影をしてくれる人に、お願いをしたわけです。
一日目。
2年半ぶりにエクセター駅に着きました。
今まで何回この駅に降りたことでしょう。
これが最後になるかもしれないと、ふと思ったら感慨深いものがあります。
少しお天気が悪いのですが、冬でもイギリスの田舎は美しい。
霧雨で少しかすんでいますが、夏とは違った趣があります。
Fagin's Antiquesのオーナー・クリスの家にまず直行。
1901年に立てられたセミデタッチドハウスです。
買い付けのたびにここに泊まって、夜遅くまでおしゃべりをしていたころが懐かしいです(当時は今よりずっと英語が話せたので、ネ)。
写真の人がクリスです。初めて彼に会ったときから、約30年の月日が流れました。
初めてあったときから、彼はセクシーでした(英語でセクシーというのは、ほめ言葉です。日本語のセクシーとは、少しニュアンスが違うので、誤解しないでくださいね)。
今は、少し年をとりましたが、相変わらずチャーミングな男性です。
家の中には、100年前のホテルを壊したときに出た、ドアやステンドグラスがいたるところに使われています。



冬なので、花は何もさていないかと思っていたのですが、白いバラや、カメリア、そして勿忘草のような青い小さな花が咲いていてくれました。


その後、ショップに移動して。
今一番人気があるという、レンガや敷石がところ狭しと積まれています。
こんな中から、私も選んできたのです。
今思えば荒々しい仕事をしてきたものです。
小さな日本のおばさんが、レンガや古材の山を乗り越え、乗り越え、選んでいる様を想像してください。自分でも笑ってしまいます。



大変な数の古いドアを、一枚一枚引き出して、ペンキを落としてもらったときの様子を想像しながら、50枚、100枚と選んでいたのです。
買い付けをしていたころのことを思い出しながら、明日のビデオ撮影の場所や物を決めてゆきました。
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昨日夕方ハムステッドのフラットに到着。
引越し大好き人間の私としては、どんなインテリアの部屋か、到着するまでわくわくしていました。
ここの一階がこれから2週間、私たちの家です。
ミニ引越しの気分です。


建物は 100 年くらいたっているのですが、中は現代風に改装されています。
特別にゴージャスではないけれど、普通のイギリス人が住む暮らしという感じで、さっぱりとしていて清潔で、これで一日 80 ポンドです。
2 ベッドルーム、ダイニング・シッティングルーム、キッチンが付いています。
PCもすぐつながりました。



早速近くのスーパーで食料の買出しをして、簡単な晩御飯を。
フルーツや野菜の安いこと! なんだか日本の値段を考えると、うなだれてしまいます。
同行者がスタイリストの石井香苗さんなので、常に部屋の中がお洒落に片付いているのです。
早速買ってきた花を素敵に生けてくれました。
物をその辺にちょっとおくときでも、自然に彼女の美意識が働いているのでしょう。
すっきりとしているから不思議です。
今日は、岡山の小久保さんが到着するので、私は午前中はハムステッドの街の中を一人で散策しながら、もう少し足りない生活用品を買い足します。
午後からは、ビデオの高見さんと打ち合わせをしながら、小久保さんの到着を待ちます。
石井さんは、友人と早速今人気のあるオールドストリート近辺に、おしゃれなお店を見に行くそうです。
こうやって自由気ままな旅が出来るのが、たまらなく幸せ。
これからいよいよ2週間の旅が始まります。
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明日からイギリスに出かけます。
今回は、ハムステッドという住宅街にフラット(アパート)を借りて、普通に暮らしてみることにしました。
勿論、リサーチとビデオの撮影という仕事も少しはあるのですが、今回の大きな目的は、イギリスで普通に暮らすということ。
もう、半年とか一年住むことは不可能なので、わずか2週間だけですが、これが「最後のチャンス」かもしれないので、フラットを借りたというわけです。
同行者はスタイリストの石井佳苗さん。フラットに着いたら、すぐに2週間分の食料と生活用品、お花を買いにいかなければいけません。
でも、それも楽しみ。



私のイギリスの旅の定番の街「Rye」では、アンリンガードさんを訪ねて、アンティークを使ったチャーミングなインテリアやお庭をビデオで撮らせてもらいます。
エクセターでは、長い付き合いだったFagin Antiquesを訪ね、巨大なショップのほかに、オーナーのクリスの家のインテリアを撮らせてもらいます。
アンティークの建築材料がいろいろなところに使われていて、きっと皆さんの参考になると思います。
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病いを得て、それまで知らなかったことにいろいろ出逢い、それを一つ一つクリアにしてゆくことを、不謹慎な言い方かもしれませんが、どこか面白がっている自分がいます。
21日からイギリスに出かけます。
現在服用している薬は医療用麻薬で、それを持って外国に行くため、厚生省の麻薬持ち出し許可書が必要だということがわかりました。まずネットで調べ、それから厚生省の「麻薬取締部」というところに電話をかけて、詳しい事を伺いました。
これが、じつに親切で、驚いてしまいました。
声のきれいな女性が、懇切丁寧に対応してくれるのです。
お役所仕事に少し不信感を持っていた私としては、これは本当に有難い事でした。
「麻薬取締部」という、こわもての部署で働く声のきれいな女性って、一体どんな方なのでしょう?ちょっと逢ってみたい!
また、自分の人生で、「麻薬取締部」というところにご縁が出来るなんて、考えたこともなく、なんだかとても不思議な気分です。
最近は、これを話のネタにしています。
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今日で4日間続けてお客様を招いて「家ごはん」をしています。
イギリス出発前なので予定がかさなってしまったのです。
でも全然苦にはなりません。
そのコツは、相手が毎日変わるので、4日間殆ど同じメニューでも大丈夫ということでしょう。
叙々苑のドレッシングに今凝っているので、サニーレタスと葱のサラダと、チキンのニンニク醤油焼きは、4日間連続です。
今日は「リンネル」編集部の竹田さんとティアラの金澤さんとのランチです。
昨日石川県から大きなカニが届いたので、カニのお味噌汁(贅沢です)を、メインにします。
あとは豚肉と大根の甘辛煮を、ごはんに掛けたもの。
これは、ある若い女性のブログから、レシピをもらいました。ガッツリ系のごはんです。


昔、大勢のスタッフを動かす時、「段取り」がとても大切でした。
これがうまくいかないと、彼等達に無駄な動きをさせてしまいます。
そんな立場に長くいたので、一人になってもついつい「段取り」を考えてしまうのですね。最初にその日使う食器をセットしてしまいます。
メニューは、つめたい方が美味しい物、室温で良い物、そして熱い物.この組み合わせで考えると楽ですね。
今日もきっちり一時間ですべての準備が終わりました。
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田村敦子さんが独立されて、Viv Studioを立ち上げ、「Home Kichens」という本を出版しました。
編集だけでなく、発行迄責任を負った田村さんにエールを送りたいと思います。
普通のインテリア本とは違って、写真に写っている施主の方々が、実際にそのキッチンで毎日料理をし、食べているので、例題のどれをとってもじつにリアリティがあります。
そして、参考にしたい(真似したい?)アイデアが沢山あります。
もう私は新しいキッチンを作ることはないでしょうが、ある小さな棚がとても気になっています。
友人の工務店の女社長に頼んでみようかと思っているのですが。「また手直しですかあ?」とちょっと嫌がられそう!
新築、改装を考えていらっしゃる方は、是非この本を手にしてみてください。
1月16日発売のガーデニング雑誌「BISES」No.76が、一足早く手元に届きました。
アン・リンガードさんの可愛らしいお庭とインテリアが掲載されています。
1月21日から私はイギリスに行くので、アン・リンガードさんに手渡しできます。
きっと喜んでくれるでしょう。
誌面の中に、満開の純白の八重桜の下、真っ青なムスカリがまるで絨毯のように咲いている写真があります。園芸門外漢の私には、まるでこの世の物とは思えない美しい光景で、思わず息をのんでしまいました。
冷蔵庫の中のような寒さが続いているのに、つかの間寒さを忘れさせてくれる春爛漫の写真が満載です。
是非本屋さんで手に取ってみてください。
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今日はイギリスのシッパー・桑原氏が日本に来ているので、我が家に晩御飯を食べに来ました。
イギリスのアンティークの船積みをずっとお願いしていたKuwahara Ltd. の社長です。
普通のお惣菜がいいというので、今日は、釜揚げシラス丼、九条葱といかの酢味噌あえ、ピーラーで薄くむいた人参だけのきんぴら(白ごまたっぷり)、鶏のニンニク醤油焼き、サニーレタスと葱のサラダ(ドレッシングは叙々苑の物)、生シイタケと豆腐、ネギの味噌汁を作って。
イギリスで「酢味噌あえ」を食べることはないと、じつに美味しそうにたくさん食べてくれました。
21日から私はイギリスに行き、今回も桑原氏のお世話になると思うので、チューブの辛子酢味噌をお土産に持ってゆくことにしました。
スプリングオニオンと呼ぶイギリスの細めの葱で、充分に美味しい酢味噌が出来ると思います。
外国に住む日本人の方へのお土産は、海苔、お茶、お蕎麦などが圧倒的に多いのですが、意外にチューブ入りの酢味噌は喜ばれるかもしれません。
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最近何かと評判の山手線・新大久保駅周辺の,韓国のレストランやお店が集まっている「韓国街」に行ってきました。
不景気なんてどこの話よ?と思うくらい、どの焼肉屋さんもお客でいっぱい。
それも若い女性が多いのです。
白金、恵比寿あたりのレストランがうらやましがるのではと思うくらいの混雑でした。
長く店をやってきたので、ついつい「お客様の入り」が気になってしまうのです。
中には「なま豚三段腹焼肉」なんて、理解を超えるあまり笑ってしまうような看板で、客を呼んでいる店がありました(昔の自分のおなかを思い出してしまって... ...)。
韓国食品スーパーで、トウガラシ粉、トック、焼き海苔、キムチを買って、ミニ韓国旅行をしてきたような気分で家に戻りました。


Depot-39 天沼寿子
私の大事な友人の一人山本さんです。
八ヶ岳の麓でドライフラワーのビジネスを始めた時の生産者の方でした。
全盛期の頃は、千日紅、ムギワラギク、小麦など、大量に花を育ててもらいました。
体を壊されて、今は殆ど花は作っていませんが、それでも山小屋に行ったときには必ず会い、おしゃべりをするのが、私の山小屋に行く楽しみの一つです。
異なった分野に住む友人とのおしゃべりは、仕事話とはまた違って、心楽しいものです。
今回はお正月だからということで、彼女が最近習い始めた日本舞踊を、洋服のまま踊って見せてくれて。それが何ともおまぬけで可笑しくて、私は笑い転げていました。
帰り際に、自家消費用の彼女の野菜畑で、その季節の野菜を摘ませてもらうのが、なにより嬉しい事。
今回は、霜の降りた畑から採ってきた人参と里芋。泥が付いたままの人参は、松前漬けやきんぴらに。これで当分カロチンいっぱいのヘルシーな食生活が、保証されました。
その他にも、おばあちゃんがつくっている漬物や干し柿、米粉入りのお餅や、えごまのおはぎ等、東京のスーパーでは買えない物を、帰りには沢山持たせてくれました。
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八ヶ岳の麓に、小さなまるで犬小屋みたいな家を作って 15 年くらいがたちました。
今まで滞在した日数を合計しても多分 1 年( 365 日)に、届かないのではと思うくらい、なかなか時間が作れません。
でもここ 10 年くらいは、お正月だけは必ずこの家で過ごすようにしています。
と、言うわけで、暮らしをここでしていないせいか、家の中は実に殺風景なのです。
それでもところどころにお気に入りのコーナーを作って、短い滞在時間でも、居心地の良い空気を作るようにしています。
この季節、家の周りには、まったく花が見当たりません。
親しくしている農家の山本さんが、南天を届けてくれて。
これで私のお正月飾りは完成です。
寝室です。
夜はまったく無音のせいか、実によく眠れます。
店をやっていたころは、目覚まし時計と縁が切れなかった生活でしたが、ここに泊まる日だけは、目覚ましをかけなかったので、朝の目覚めがいつもとまったく違っているのに、いつも感激していました。
普段は誰もいないこの家の主のように飾ってあるフランス土産の麦藁帽子。
この時期だけは着いたらすぐに花屋さんに立ちより、滞在日数を考えながら少しのお花を買うのが慣わし。
今回は白のチューリップを三輪。
これだけでも自分の居場所が出来たような気がするのです。
変な写真ですが、二槽式の洗濯機がまだ健在です。
一時短期滞在していた知人がおいていったもの。
充分使えるので、今でも帰る直前に、使ったシーツやタオルをすべて洗濯してから、東京に戻ります。
いまどき二槽式を使っている人っているのでしょうか。
家の外壁に施されたステンシルが、時の経過とともにすっかり末枯れて、良い味が出ています。
あまり収集癖の無い私にしては珍しいスタングルポッタリーのアザミ柄のコレクションです。
大雑把な絵柄ですが、それがなんとも温かみがあります。
Depot-39 天沼寿子
新年おめでとうございます。
皆様はお元気に新しい年をお迎えになられたと存じます。
去年は、東北大震災で大変なお苦しみを経験された方のことを思うと、自分の力の無さがとても歯がゆく感じられる年でした。
どうぞ少しでも皆様に穏やかな時間が訪れますよう、心から願っております。
私事では、1月に病気が再発したため、医療関係のそれまで知らなかったことに次々とぶつかり、戸惑いながらも学ぶことの多い年でした。
一方で、皆様から沢山のお気遣いを頂き、改めて人の心の温かさに、深く感謝する年でもありました。
これから先どのくらいの時間が私に残されているかわかりませんが、精一杯生きることで、皆様にお返しが出来ればと思っております。
例年のごとく、お正月は八ヶ岳の麓の山小屋で迎えました。
2012年最初の朝、窓から流れ込んでくる空気は、凛として清冽で、身も心も洗われるようです。
庭に目をやると、ふかふかの落ち葉の布団に包まれて、やがてやってくる春を待っている植物が、あちこちに。彼らたちは冬の厳しい寒さに負けていないのですね。
新しい年が、去年よりもすこしでも良い年になりますように。
そして、被災された方々が勇気を振り絞って歩みはじめられた道の先に、明るい光が差しますように。


Depot-39 天沼寿子























































